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ご案内

脳神経外科のご案内
■当科について

 市立長浜病院脳神経外科は京都大学医学部附属病院脳神経外科の関連施設です。1983年4月に開設され、1988年に脳神経外科医が常勤となりました。2013年8月、滋賀県内で最も早く脳卒中ケアユニット(SCU)の運用を開始しました。

■診療内容

 脳神経外科では、脳卒中や脳神経外傷などの救急疾患、脳腫瘍に加え、てんかん・パーキンソン病・三叉神経痛・顔面けいれん等の機能的疾患、小児疾患、脊髄・脊椎・末梢神経疾患を対象としています。これらの診断、救急治療、手術を主として、非手術的治療、リハビリテーションを行います。

■施設認定 日本脳神経外科学会専門研修プログラム連携施設
日本脳卒中学会認定研修教育施設
日本脳卒中学会認定一次脳卒中センター(PSC)コア
■診療体制

 日本脳神経外科学会専門医、日本脳卒中学会専門医、日本脳神経血管内治療学会専門医、脳卒中の外科学会技術認定医・指導医、日本神経内視鏡学会技術認定医が在籍しています。脳卒中ケアユニット(SCU)は神経内科と共同で運営しており、また京都大学および国立循環器病研究センターの協力を得て、脳卒中診療の経験を積んだ医師が24時間365日常駐しています。

■設備・機器

血管撮影装置
 頭部の専用機として、バイプレーン血管撮影装置1台(フィリップスAlluraCrarity FD20/15)を使用しています。XperCT・3DRAの機能や2Dパフュージョン、3D・骨付きロードマップ等充実したワークステーションを備えています。また、血管撮影室は、手術中に血管撮影を行えるハイブリッド手術室として機能します。

術中ナビゲーションシステム
 手術中にポインタを指した部位が、MRIやCT画像上に示される手術支援機器です。開頭腫瘍摘出術、経蝶形骨洞手術、神経内視鏡による水頭症手術などの安全性を高めるために有用です。

超音波破砕吸引器
 脳腫瘍の手術で、腫瘍の摘出が効率良く行えます。また頭蓋内手術で骨削除を行う際に深部でも安全に骨切削が行えます。

筋電図・誘発電位検査装置
 神経機能を確認しながら手術を行うことで、障害を起こさないようにできます。保護できる機能は、1)上下肢・顔面・舌・のどの運動、2)上下肢の感覚、3)視覚、4)聴覚です。

 

スタッフ紹介

スタッフ一覧

役職等 名前 資格
責任部長責任部長 堀口 聡士 日本脳神経外科学会専門医・指導医
日本脳神経外科学会近畿学術評議員
日本脳卒中学会専門医
日本脳神経血管内治療学会専門医
日本脳卒中の外科学会技術認定医
日本神経内視鏡学会技術認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本医師会認定産業医
京都大学医学部非常勤講師
部長
(副院長)
小室 太郎小室 太郎小室 太郎 日本脳神経外科学会専門医・指導医
日本脳卒中学会専門医
日本脳神経血管内治療学会専門医
日本脳卒中の外科学会技術指導医
京都大学医学部臨床教授
部長 光野 優人 日本脳神経外科学会専門医
日本脳神経血管内治療学会専門医
担当医師
(嘱託医)
中嶋 広太 日本脳神経外科学会専門医
日本脳神経血管内治療学会専門医
担当医師
(非常勤)
小林 映 日本脳神経外科学会専門医
日本脳卒中学会専門医
Premium Professional Member
of Stroke Council in ASA

 

外来医担当表

 外来担当医については、下記リンクをご参照ください。

 休診、代診のお知らせについては、下記リンクをご参照ください。

お知らせ

市立長浜病院 脳神経外科受診のみなさまへ

 当院脳神経外科では以下の臨床研究に参加しています。大規模データベースの活用が重要です。

 ご理解とご協力をお願いいたします。

 一般社団法人日本脳神経外科学会データベース研究事業(Japan Neurosurgical Database)に関する研究

 J-ASPECT研究

 京都大学および関連施設における膠芽腫症例に関する後方視的解析

 グリオーマにおける化学療法感受性の遺伝子指標の検索とそれに基づくテーラーメード治療法の開発 

学会・論文発表

学会・論文発表につきましては、下記リンクをご参照ください。

診療トピックス

当科の特徴

京都大学医学部附属病院脳神経外科の関連施設であり、以下の疾患の診療を行っております。

 ・脳動脈瘤・くも膜下出血:クリッピング術およびコイル塞栓術
 ・頸動脈狭窄症:血栓内膜剥離術およびステント留置術
 ・脳内出血:顕微鏡、神経内視鏡、定位手術による血腫除去術
 ・頭蓋内腫瘍:開頭による摘出術または生検術、定位的脳手術による生検術
                              脳血管内治療による栄養血管塞栓術
 ・下垂体腫瘍:神経内視鏡を使用した経鼻的腫瘍摘出術
 ・眼窩内腫瘍:開頭による摘出術
 ・硬膜動静脈瘻:血管内治療による動静脈瘻塞栓術
 ・三叉神経痛・顔面痙攣:神経微小血管減圧術
 ・パーキンソン病や重症の振戦:脳深部刺激療法
 ・重症の四肢拘縮:持続的バクロフェン(ITB)療法

※ このほか頭部外傷による頭蓋内(硬膜外・硬膜下・脳内)血腫除去術や慢性硬膜下血腫の治療も多数行っています。

最近5年間の手術実績

  2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
頭蓋内腫瘍の治療          
腫瘍摘出・生検術 14 16 10 1011 108
経蝶形骨洞手術  3 2 5 5 2
脳動脈瘤の治療          
開頭術(クリッピング術) 13 8 3 5 4
脳血管内治療(コイル塞栓術) 16 22 13 13 10
脳内出血の手術 10 5 6 1 4
血管形成術          
頸動脈内膜剥離術 2 0 0 0 0
頭蓋内外バイパス術 1 0 0 1 0
頸動脈ステント留置術、血管拡張術 5 20 15 4 6
神経内視鏡治療 3 4 3 2 3
脊椎手術・脊髄腫瘍摘出術 1 0 0 1 0
シャント術 12 6 4 5 8
慢性硬膜下血腫 27 29 45 30 30
           
全手術件数 138 136 130 141 117
(うち脳血管内治療) (23) (46) (32) (47) (36)

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