眼科
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ご案内
■診療内容 |
当院眼科は、専門分野にこだわるわけにいかない公立病院の役割として、結膜炎からはじまり、眼科3大疾患とよばれる白内障、緑内障、網膜剥離は当然のこと、糖尿病網膜症、加齢性黄斑変性症、網膜血管閉塞、神経眼科疾患、ぶどう膜炎、斜視弱視、角膜疾患等の疾患を十分診療、対処できる体制をとり、珍しい症例に関しては専門病院等に紹介、連携をとって治療にあたっています。 |
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■施設認定 | 日本眼科学会専門医制度認定研修施設 |
■診療体制 | 常勤2人と非常勤4人で診療を行っています。 眼科検査は、視能訓練士(ORT: 国家資格)4名を中心に行っています。 |
■設備一覧 |
設備一覧 手術 |
■患者さまへ | 初診は紹介状をお持ちの方が優先となりますので、近医よりの紹介状をお持ちになり受診いただくようお願いします。 当眼科受診が初めての方、眼科受診を1年以上されていない方は、初診受付が必要となります。受付制限があるのでご注意ください。 紹介状なし(人数制限あり) 1F「初診受付」にて先着3名 (事前予約、電話受付不可) 当日受付:月・水(祝日除く) 受付時間:7:30~先着3名又は11:30 紹介状あり(人数制限なし) 当日受付:月~金(祝日除く) 受付時間:7:30~11:30 ご不便をおかけしますが、よろしくお願いいたします。 |
スタッフ紹介
役職等 | 名前 | 資格 |
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部長 | 西村 宗作 | 日本眼科学会専門医 難病指定医 滋賀県病院協会臨床研修指導医 |
担当医師 (専攻医) |
小山 魁太 | |
担当医師 (非常勤) |
額田 正之 | |
担当医師 (非常勤) |
森野 数哉 | |
担当医師 (非常勤) |
濵 佑樹 | |
担当医師 (非常勤) |
畑 匡侑 | |
担当医師 (非常勤) |
西村 初夏 |
外来医担当表
外来担当医については、下記リンクをご参照ください。
休診、代診のお知らせについては、下記リンクをご参照ください。
学会・論文発表
学会・論文発表につきましては、下記リンクをご参照ください。
診療実績
診療実績(単位:件数)
手術 | 2023年 (1月~12月) |
2022年 (1月~12月) |
白内障手術 | 569 | 540 |
網膜剥離手術 | 14 | 20 |
緑内障手術 | 18 | 13 |
黄斑手術(網膜前膜、黄斑円孔) | 5 | 10 |
硝子体出血手術 | 7 | 8 |
※2022年1月~2023年12月の入院での手術件数を集計しています。
診療トピックス
白内障
高齢の方のほとんどが、多かれ少なかれ白内障にかかっていると言われていますが、白内障は薬で治療することが難しいので、視力の低下してきた方を対象として、手術を行っています。当院では、患者様のご希望に沿って、一泊入院と日帰り手術の両方を行っています。
研修指定病院ですが、破嚢、硝子体脱出等の合併症率は1%以下、特に視力に影響をおよぼす合併症はこの数年ありません。
緑内障
中年以降の20人に1人が、少なからず素因を持っていると言われます。神経がいたんでいく病気で、眼圧が高いとおこりやすくなります。進行すると戻りませんので、早い時期に眼圧を下げてしまう必要があります。
当院では、点眼療法の他、手術を要する場合は紹介しております。進行度にあわせてできるだけ合併症のない眼圧降下治療になるようこころがけています。手術後1年間の目標眼圧達成率は80%以上です。最近では、MIGS(micro invasive glaucoma surgery)と呼ばれる低侵襲緑内障手術は、傷が小さく短時間で終了する緑内障手術も開発されていて、当院でも施行可能です。
網膜剥離
カメラを眼にたとえると、フィルムに当たるのが網膜という眼の奥にある神経の膜です。そこに穴があき、水が溜まって剥がれてくるのが網膜剥離です。そのままにしておくと全ての網膜が剥がれ、失明してしまいますので、出来るだけ早く発見し、手術をするのが原則です。前触れの症状としては、虫のようなものがたくさん目の前を飛ぶように見えたり(飛蚊症)、視野が欠けて幕のようなものがせりあがって(あるいは垂れ下がって)見えることがあります。急激な視力低下を起こすような場合は、特に要注意です。
当院では、網膜裂孔だけであればレーザー治療を行います。剥離を伴う場合、できる限り、早期に硝子体手術、経強膜手術を行うようにしております。
網膜循環障害
湖北地区は網膜静脈閉塞疾患が多いところです。網膜静脈がつまって、出血したり、ものをみる中心部(黄斑)に浮腫が起こり視力がおちることが多いのです。当院では、十分な検査を行い、症例に応じて、抗VEGF硝子体注射、レーザー治療を行います。
糖尿病網膜症
糖尿病が進行してくると、病変は眼にもおよびます。眼の病気が高度になると網膜剥離や緑内障などを合併するようになり、失明することもあります。内科での治療―血糖コントロール-が大原則ですが、ある程度以上にまで進行すると、レーザー光凝固療法によって進行を食い止めなければなりません。さらに進行した網膜症に対しては手術が必要となります。当院では各時期に合わせて、蛍光眼底造影等の検査を行いながら適切な治療を選択するようにしています。逆に、血糖コントロールのよい非発症症例に関しては、受診期間をのばして一般再診でみることにしています。
加齢性黄斑変性
視力に直接関係する黄斑部に異常な血管ができることで出血や浮腫をきたし、視機能が低下する病態です。フルオレセイン・インドシアニングリーン蛍光造影検査を行い、病態に応じて抗VEGF薬硝子体注射を行います。
ほかの網膜硝子体疾患
症例によっては、他施設に紹介させていただくことがございます。
硝子体出血の場合、出血を手術で除去した後原因疾患の治療を行います。
小児斜視、小児弱視(専門外来あり:金曜午後)
遠くをまっすぐ見ているときの眼の向きは、普通の人の場合、左右ともに平行です。それが外向きになる状態を外斜視といい、逆に内向きになっているときを内斜視といいます。非常に軽度で、視力低下もない場合は、特の問題とはなりませんが、幼少時にこのような状態があると、弱視(眼鏡や手術でも視力の上がらない状態)になってしまうことがあります。子供さんで、眼の向きや、動きがおかしいと気付かれたときは、是非一度診察を受けることをお勧めします。子供さんの場合には、親、子、医師、視能訓練師のチームワークが、治療を行ううえで是非とも必要です。当院では視能訓練師(ORT)4名の常勤体制をとっており、皆様のご相談をお受けしております。
角膜疾患
角膜移植は、当院では施行しておりませんので、必要な場合は施行可能な病院へご紹介させていただきます。