創立80周年特設サイト
ロゴマーク 記念事業 これまでのあゆみ第1弾 これまでのあゆみ第2弾 これまでのあゆみ第3弾 お問い合せ
ロゴマーク制定
創立80周年を記念し、ロゴマークを制定しました。
長浜市の市章に描かれる「ひょうたん」をモチーフにして80を表したほか、滋賀県のシンボル「琵琶湖」と、ハートマークにより、当院の位置を示しています。
記念事業
創立80周年に関する各種イベントを開催する予定です。詳細は、近日中にご案内します。
・記念式典 湖北がんフォーラム2024
・びょういんの参観日
・高校生の医療職説明会・体験会
・地域医療連携意見交換会
・その他
創立80周年記念式典
湖北がんフォーラム2024
高校生の医療職説明会・体験会
地域医療連携意見交換会
これまでのあゆみ 第1弾 (昭和19年から昭和34年まで)
市立長浜病院の沿革(1)
●昭和19年6月 市立長浜病院 開院
北船町(長浜駅東側)にあった私立長浜病院の土地、建物、設備等を買収して市立長浜病院が開院しました。当時病院職員は、医師、薬剤師、看護師、同見習、事務員を含めて39人でした。
昭和19年 北船町で市立長浜病院開院
市立長浜病院になった当時の病院全職員
●昭和24年~29年 結核療養所整備
昭和22年10月、新医療法の実施に伴い、施設改善が要望されたことから、昭和23年度には、第一期工事として、本館・玄関付近の増改築を施工し、また第二期工事として炊事場の新設、その他改装工事を施工し、昭和24年3月に竣工をみました。
しかし、常に満床となり、入院患者様の受け入れ体制を整備する必要性が生じ、また、この頃から、結核検診により要入院患者様が増加したことに伴い、厚生省の助成対象事業として、昭和28年10月、病棟の東側に隣接して、鉄筋コンクリート造2階建および木造2階建の結核療養所の整備に着工し、昭和29年5月に結核病床46床、伝染病床9床、一般病床60床の全115床の入院施設を確保しました。
昭和30年代の全看護師
●昭和34年3月 八幡東町へ移転改築
昭和19年に買収した建物は、建築後50年以上を経過した老朽施設だったため、早くから早期改築が求められていました。しかし、昭和25年度から市財政は赤字続きで昭和39年には財政再建団体に転落してしまいました。こうした財政下でしたが、昭和29年に国民健康保険が再開されてから病院利用者は増える一方で入院を必要とする患者様の自宅待機も出たうえ、老朽病院の災害時の避難なども問題化され、遂に昭和31年、市は苦しい財政下で病院建設積立金の予算化に踏み切り、また厚生年金資金借り入れのメドがついたため、昭和33年に八幡東町への移転改築にこぎつけ、翌34年3月に完成しました。
昭和34年3月18日新病院の屋上で行われた完成式。赤字財政下で出来た施設だけに関係者の喜びは大きかった。
総事業費1億8,285万円を投じて完成した国保直営長浜病院
急ピッチで進む本体コンクリート打ち込み作業。昭和33年9月頃。当初は政府資金の借入れが150床分しか認められなかったが、工事の最中に増額融資が認められ、急きょ206床分に設計変更し、第2期工事も同時に進められた。
進入路の舗装は失業対策事業で行われた。正面の彫刻は、米原市醒ヶ井出身の彫刻家森大造氏作「母子像」
これまでのあゆみ 第2弾(昭和35年から平成8年まで)
市立長浜病院の沿革(2)
●昭和36年~48年 第1次増改築整備
昭和34年の改築以降も、年々利用者が増加し、入院患者様の収容にこと欠く事態となり、昭和36年度から3ヵ年の継続事業として、病院の診療棟病棟および管理棟の増築整備にあたることとし、また診療科に成人病科(第三内科)および整形外科を新設し、病床数の増加を図り、全300床にし、診療棟624.6㎡、病棟977.9㎡、管理棟623.2㎡、サービス棟284.3㎡、整備費8,822万円をもって昭和37年12月に工事を完成しました。
新築移転以来5年目を迎えた昭和38年度の利用者は外来1日平均608人、入院は病床数300床に対し、279人で、伝染病棟を除いて常時満床が続き、加えて昭和41年9月1日に救急告知病院となったため、病床増加の必要性が生じました。そこで昭和41年6月15日に増築工事に着手し、全315床とし、身体に機能障害のある人たちの社会復帰を図る電気治療室、マッサージ室、水治療法室および機能訓練室の整備拡充を図り、湖北地域の基幹病院として発展しました。
昭和42年度は建設改良事業として2,500万円の起債融資を受け、診療棟のうち検査室関係施設の整備拡充を図るため、本館1階の病床30床を検査室に転用、これにかわるべき病床を南病棟東に移転新築し、また、医師の教育実習施設の整備も含め、昭和43年3月竣工しました。
昭和48年度には、国の融資を得て総事業費8,150万円で手術室の新築工事を行い、それに伴い無菌濾過装置、ポータブルレントゲン、凍結手術装置等を購入しました。
第1次増築による診療棟、病棟の工事が進んでいる
中央棟の様子
理学療法室の様子
分娩室
●昭和53年~55年 第2次増改築整備
昭和53年から昭和55年度にかけて、総事業費5億4,757万円(医療器械整備は除く)をもって、鉄筋コンクリート造4階一部5階建、延2,890.735㎡の病棟並びに診療棟の増築により50床増床し、全365床としました。
昭和58年4月からは脳神経外科を新しく標榜し、診療機能の充実を図るとともに、入院における基準看護の変更、院内売店を病院直営にしました。
より精密な医療体制を確保するために全身用コンピュータX線断層装置を購入
高度な医療体制を整えるため連続血管透視撮影装置を購入
●昭和59年~61年 設立40周年記念として中央棟を新築
21世紀の医療をめざし、昭和58年から全国自治体病院施設センターにマスタープランを委託し、市立長浜病院設立40周年記念事業として、昭和59年から3ヵ年をかけ、国の年金還元融資、国県補助金を得て、中央棟を新設し、総病床数415床となりました。その内32室は、湖北医師会歯科医師会連合会の医師と協同して、国が21世紀の医療として推進している開放型病室を県下で初めて確保し、地域基幹病院として出発した年となりました。
昭和61年中央棟を新築
県下初の開放型病室(32床)
●平成8年5月 移転新築(現在の市立長浜病院)
医学の進歩とともに、高度医療には大規模な施設が必要となってきたことから、さらに幅広く質の高い医療を提供するために、平成4年度から継続事業として工事費117億4,200万円をかけて、平成8年5月に市立長浜病院移転新築整備事業が完成し、開院を迎えました。新病院は12病棟の病床数520床で、建物は菱形とし、4周の病室、中央にナースステーションを配置し、各フロアには、患者様や家族の憩いの場としてデイルームと家族室を設置しました。2万坪以上の敷地を有する現在地に新築移転いたしました。
また、地域医療との連携を密にするため、開放型病室を50床、NICU9床、PICU2床、ICU・CCU8床を設置し、また救急センター、健診センターの充実を図りました。
さらに、医療需要の多様化する住民ニーズに応えるため、心臓血管外科、消化器科、循環器科、形成外科、リハビリテーション科を新たに標榜し、全20科(令和6年8月現在 全23診療科(平成9年1月1日 歯科口腔外科、平成22年4月1日 呼吸器外科、平成26年10月2日 病理診断科を標榜))としました。
医療機器については、高度医療に対応すべく、リニアック、MRI、RI、CT、結石破砕装置、骨塩測定装置などの高度医療機器を装備するとともに、窓口業務の停滞による患者様サービスの低下を解消するため、医療発生源と医事課、中央検査科、薬剤科および放射線科などをコンピュータでつないで同時に処理する病院トータルオーダリングシステムを県内で初めて導入し、湖北の中核病院としての機能を強化しました。
放射性同位元素利用のRI 骨密度測定装置(DEXA法)
リニアック(放射線治療装置)高エネルギーの放射線
これまでのあゆみ 第3弾(平成9年から現在まで)
市立長浜病院の沿革(3)
●平成10年2月 病院機能評価の認定
平成9年12月5日に、厚生省が設立認可した(財)日本医療機能評価機構の第三者評価による病院機能評価を受審し、平成10年2月9日付けで認定証を受領しました。平成8年5月に520床の新病院を開院したことを機に、スタッフと最新鋭の医療器機を充実させましたが、より一層の高度で良質な医療とサービスを提供し、患者様の満足と安心が得られ信頼される病院をめざして受審したものでした。
受審した項目は、地域が必要とする各領域の医療において基幹的、中心的な役割を担い、高次の医療にも対応しうる一定の規模を有する病院(一般病院種別「B」)というブロックで、全国では26番目、滋賀県内では初という早い時期に認定を受けました。
●平成14年3月 療養病棟の新築
病状が安定して医療が必要な患者様に、在宅への生活復帰に向けた快適な環境を提供するため、市立長浜病院の西側に併設して療養病棟を建設しました。
療養病棟は3病棟病床数156床で、建物については、一般病棟(急性期病棟)とは違う工夫を凝らし、療養空間を病室だけに求めず、一般家庭に近いデイルーム等を設け、家庭復帰に向けたリハビリを行えるようにしました。
1年後の平成15年3月には、占床率が87.8%となり、平成14年度1年間で延べ45,328人の方々にご利用いただきました。
●平成17年1月 地域がん診療拠点病院の指定
厚生労働省より「地域がん診療拠点病院」に指定されました。
この指定を受けて、地域全体で質の高いがん医療を提供する体制を確保することや、地域のがん診療に従事する医師などに研修の機会を提供すること、地域の医療機関および住民にがん医療に関する必要な情報提供などの役割を担う病院として、地域における他の医療関係機関との連携を図るなど、地域がん医療水準の向上に努めています。
●平成17年12月 0次予防健康づくり推進事業
長浜市と京都大学大学院医学研究科は、平成17年12月26日に「0次予防健康づくり推進事業」の事業計画策定のための覚書に調印しました。
この事業は、40歳以上の市民約10,000人の協力と同意を得て、採血による遺伝子解析を含む健康情報の提供を受け、10年間にわたって経過を観察しながら生活習慣病の解明や研究に役立てることで健康都市構想への契機とするものです。
(*0次予防:自分の体質を知り、環境や生活習慣を変えることで病気を予防すること)
●平成19年6月 がん相談支援センターの設置
患者様やご家族の抱える様々ながんに関する疑問や不安などのご相談に対応するために「がん相談支援センター」を設置しました。
患者や家族が抱えるがんの不安について、院内外医療者の協力を受けて情報提供や問題解決のためのサポートを行っています。
●平成20年4月 放射線治療装置(リニアック)の稼動
平成19年4月、高度治療に対応した最新の放射線治療装置(リニアック)の導入に向けたプロジェクトチームを設置し、平成20年4月に稼動しました。
リニアックの導入により、放射線を病変の形状に正確に一致させ集中照射を行う定位放射線治療(SRT、SRS)や一方向ずつの放射線の強度を変調し集中照射を行う強度変調放射線治療(IMRT)のほか、患者様の呼吸の動きをモニターし、計画どおりの位置でのみ放射線を照射する呼吸同期システムなどのピンポイント治療が可能となりました。
●平成24年4月 人工透析室 増床
人工透析患者の方の増加に対応するため、新たに別館(療養病棟)1階に移転し、従来の20床から40床に増床しました。安定した通院血液透析の方から、急性腎不全における緊急透析、他科で手術や検査を行う際の入院透析まで幅広く血液浄化療法に取り組んでいます。
●平成25年6月 回復期リハビリテーション病棟 開設
急性期から回復期となった患者様の在宅医療への円滑な移行を図ることを目的として回復期リハビリテーション病棟を開設しました。
安定した主に脳血管疾患、脊髄損傷、骨折などにより身体機能の低下した患者様に対して、日常生活動作能力の向上、家庭・社会への機能の復帰を目指し、リハビリテーションを行い、医師・看護師・介護福祉士・理学療法士・言語聴覚士・社会福祉士等が連携した定期的なカンファレンスを行い、目標の確認をしながら患者様やご家族を中心にケアに取り組んでいます。
●平成27年10月 診療支援棟建設
湖北の基幹病院として在り続けるため、病院全体の機能を再構築し、基本コンセプトを実現するために、平成26年6月に着工し、平成27年10月に地上4階・延べ床面積5,333.57㎡の診療支援棟が竣工しました。
□基本コンセプト
○病院全体の機能を再構築し、病院が持つ強みを活かす
○脳や心臓の血管障害に対する迅速かつ高度な医療の提供
○本館で分散している各種検査機能の集約や集中治療の改善
○がん診療連携拠点病院としての診療機能強化
○高度医療を提供できる医師の確保
○女性医師をはじめとする医療スタッフのアメニティ充実等
□構造規模 地上4階、塔屋1階
□各階機能 4階 ファシリティマネジメントスペース、血管造影装置室
3階 ICU、手術室(増床)、血管造影装置室
2階 医局、女性医師専用ラウンジ、宿直室
1階 救急センター、MRI、CT、中央監視室
●平成29年4月 患者総合支援センター開設
外来受診から入院および退院後を見据えて、在宅・地域へスムーズに繋がるよう支援する患者総合支援センターを開設しました。
患者様が納得して治療・検査が受けられるよう、医師・看護師・医療ソーシャルワーカー・薬剤師などの多職種で関わり、安心して治療を受けていただくことを目指しています。
また、患者様・ご家族の方からの様々なご相談やお問い合わせ、ご意見に対して患者相談窓口を設けて、相談内容により担当者に案内しています。
がんに関する相談については、「がん相談支援センター」で対応しています。
●令和2年11月 ヘルスケア研究センター開設
予防医学の研究を推進するとともに、「予防医療」を取り入れた新たな健診や人間ドックを提供することを目的として、健診センターがヘルスケア研究センターとしてリニューアルオープンしました。
令和3年度からは、長浜市で実施されていた乳がん検診・大腸がん検診・肝炎ウイルス検診を当センターで開始し、さらに生活習慣病健診・特定健診・後期高齢者健診等も行っています。
また、令和4年度からは、「ながはま0次予防コホート事業」の健診業務も実施しています。
●令和3年5月 内視鏡センター移転開設
内視鏡センターが新装拡大リニューアルオープンしました。
日帰りの鎮静下内視鏡検査が可能となり、日々の鎮静下内視鏡検査件数は前年度の2倍以上に増加しました。
鎮静下内視鏡の拡充に伴い、健診・人間ドックにおける検査も導入しています。
市立長浜病院ヘルスケア研究センターによる内視鏡検診として、長浜市が推進しているがん検診(胃内視鏡検査)も当センターで受診することが可能となりました。
●令和5年3月 臨床検査国際規格ISO15189取得
臨床検査室の品質向上のため、中央検査技術科・病理診断科において日本適合性認定協会(JAB)の国際規格「ISO15189」の認定を取得しました。
国際的に認められたしくみに基づく臨床検査室の運営を行い、より一層信頼性の高い検査結果の提供に努めています。
「ISO15189(臨床検査室)」臨床検査室の品質
(医療の質、検査の質)と能力に関する国際
標準マネジメントシステム規格
●令和5年4月 一次脳卒中センター(PSC)コア施設認定
日本脳卒中学会より滋賀県内で4施設の「一次脳卒中センター(PSC)コア施設」に認定されました。機械的血栓回収治療では治療に習熟したスタッフが5分・10分を争って早期の再開通を目指し、経静脈的血栓溶解療法よりもさらに有効な成績を収めています。この機械的血栓回収療法に常時対応可能な施設として認められるのが「一次脳卒中センター(PSC)コア施設」です。
●令和5年7月 高性能放射線治療装置の更新
老朽化したものを最新機種に入れ替え、より高度な強度変調放射線治療(IMRT)・定位放射線治療といった高精度放射線治療が可能となりました。
これにより放射線治療の対象が拡がり、照射時間・照射期間が短縮され、精度の向上によって効果の増強と有害事象の発生リスク低減が得られるようになりました。
●令和5年11月 がんゲノム医療連携病院認定
厚生労働省より京都大学医学部附属病院を中核拠点病院とする「がんゲノム医療連携病院」として承認されました。
これにより新世代のがん治療の骨子である「がん遺伝子パネル検査」を当院で行い、ゲノム医療の臨床試験、治験を担う京都大学医学部附属病院と連携することで、効果が期待される薬剤・治験を詳しく知ることができるようになりました。
●令和6年3月 ERAS® Society 認定病院の承認
国際的医学団体であるERAS® Societyより日本で初めて「ERAS® Society認定病院」として承認されました。
ERAS(Enhanced Recovery After Surgery)は、科学的根拠に基づいて手術前・手術中・手術後の周術期管理の質を向上させることを目的とした取り組みです。
これにより、患者様の身体的・精神的ストレス軽減や、手術後の合併症の予防、回復促進や早期の社会復帰など、患者様により良い医療を提供することを目指しています。
●令和6年3月 心臓専用カテーテル室を新設
診療支援棟4階のファシリティマネジメントスペースに最新鋭のバイプレーンアンギオ撮影装置などの設備を備えた心臓専用カテーテル室を新設しました。
これにより、心臓血管カテーテル手術のより効率的な実施が行える環境が整備されました。
●令和6年4月 京都大学大学院医学研究科附属 ゲノム医学センターながはま分室の設置
住民の皆さま1万人を対象として、京都大学と長浜市が連携実施している「ながはま0次コホート事業」の健診業務を受託し、院内に「京都大学大学院医学研究科附属ゲノム医学センターながはま分室」を設置して、共同研究を推進しています。
●令和6年 アジア・太平洋地域ベスト専門病院2024 に選出
国際ニュース週刊誌「Newsweek」が発表しているアジア太平洋地域の病院ランキング『Best Specialized Hospitals Asia-Pacific 2024』に当院の循環器内科が心臓病学部門(Cardiology)で優れた病院として選出(第91 位(国内21 位)にランキング)されました。
お問い合わせ
市立長浜病院創立80周年記念事業実行委員会(事務局経営企画課内)
電 話 0749-68-2300(代表)