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循環器内科
高島 弘行

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私は副院長循環器内科責任部長を兼任しています。当院の診療圏は非常に広く、滋賀県湖西から北は福井県境、東は岐阜県境、南は彦根~湖東までに及んでいます。一方、滋賀県南部と比較して循環器内科が設置されている総合病院はわずかで、いきおい循環器の患者数も更に増加傾向にあります。
 当科では急性心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患、閉塞性動脈硬化症、うっ血性心不全、各種弁膜症、不整脈、心筋症、肺梗塞、高血圧など循環器領域疾患全般に対して診療を行っていますが、なかでも我々が得意とする虚血性心疾患や閉塞性動脈硬化症などに対するカテーテルインターベンション手術は近年症例数が急増しています。
 急性心筋梗塞などの緊急症例も含めた虚血性心疾患に関してのPCI手術は、年間500症例、閉塞性動脈硬化症などの末梢動脈疾患に対するEVT手術が年間80例と近畿圏でも有数の症例数を誇っています。徐脈性不整脈に対するペースメーカー植え込み手術についても年間70例と十分な治療実績を持っています。またパートナーとして腕っこきの心臓外科が控えてくれているところも我々の強みで、本当に恵まれた環境だと常々感じています。伊吹山を目の前にした解放感あふれる3階のフロアには、フィリップス社のAllura Clarityバイプレーンシステムを筆頭にロータブレーター、エキシマレーザー、IVUSやOCTなどの最先端機器が贅沢に揃えられ、高度なカテーテル手術を支援してくれています。
 カテーテルインターベンションの世界は精緻な手術を扱う領域であり、内科といえども厳しい徒弟制度の気風が残っているところが殆どです。私は長年、滋賀医科大学循環器内科のカテーテル室長として後進の育成を担当してきましたが、当時から、手術内容についてなるべく細かく丁寧に指導する事、若い先生にただ見学するだけではなく、自主性をもって実際の手術に参加して貰う事を基本方針としてきました。そして彼らの赴任先から「他施設出身の先生と比べて若手の伸びが良い」と沢山のお褒めの言葉を頂いたことがささやかな誇りです。2~3年目には誰でも循環器領域の薬剤の使い方を習熟し、カテーテルインターベンションや恒久的ペースメーカー植え込み術といった手術手技まで率なくこなせる様になれると思います。
 実は上記の治療実績は、私を含めてわずか5人の循環器内科医で作ってきました。当院はカテ専門の循環器単科病院ではなく、500床クラスの総合病院です。内科医の頭数も少ないため、多くの仕事を掛け持ちしながら日夜、診療に明け暮れています。大学病院では到底経験できない膨大な症例を一緒に担当してもらい、日本一早くカテーテルインターベンションの術者として腕をふるって見ませんか。立候補を心よりお待ち申し上げます。
 

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腎臓代謝内科
森田 善方

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  2014年に市立長浜病院に赴任いたしました。3度目の長浜病院勤務となり、「医員」→「部長」から、ついに「責任部長」になってしまいました。思えば2003年に初めてこの病院に来てから長い間、湖北地方の医療に携わっているな・・・と感慨深いものがあります。
 当科は「腎臓代謝内科」の名が示すように「腎臓内科」と「代謝内科(糖尿病・内分泌内科)」を専門として日々の臨床に取り組んでいます。この2分野は医学部でもそれぞれ教科書が別れていますし、学会もそれぞれ独立している分野ですが、併せて診るからこその面白さ・やりがいがあります。糖尿病では発症のごく初期から患者教育、内服・注射療法、合併症の診療、さらには透析導入まで自分が主治医として診療を行えます。・1型糖尿病の透析導入 ・糖尿病患者の膠原病にステロイド療法を行う など、通常はいくつかの科で協力が必要な症例も自科で完結できます。
 当院は滋賀県で最も広大で人口も2位を誇る湖北医療圏(長浜市・米原市 約16万人)で唯一の日本腎臓学会専門医制度の研修施設です。彦根市(湖東医療圏)からも紹介をいただくことがあり、広大な地域から多彩な患者様をご紹介いただき、腎炎から慢性腎臓病、末期腎不全まで幅広く診療することができます。経皮的腎生検も年間80例以上こなしており、リウマチ・膠原病科の常勤医がいるという恵まれた条件のため、希少な膠原病の腎生検、診療を行う事ができます。
 また成人8人に1人も存在するという現代の国民病であるCKD(慢性腎臓病)についても地域のかかりつけ医、行政(市役所)と強力に連携して日々の診療にあたっております。腎不全の教育入院、市民公開講座も行い透析への進展を食い止める!という意気込みでいます。
 もちろん日々は忙しくもありますが2017年度は私も含め7名の仲間と助け合いながら和気あいあいと楽しくやり甲斐のある診療を行っております。また、地域の中核病院ですので専門分野だけではなく、不明熱など総合内科としての力を延ばすこともできます。
 是非、市立長浜病院で楽しく医療を行って一緒に成長しましょう。

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メディカルスタッフの声

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